水産仲卸の販売管理とは
相場表から請求・入金まで、仲卸の一日を支える基幹システムの基礎知識。
水産仲卸の販売管理とは、相場表・受注・仕入・売上・在庫・締め・請求・入金という一日の業務を、一つの基幹システム(System of Record)でつないで扱うことです。
仲卸の商売は、早朝のセリ・仕入から始まり、得意先からの受注、売上、在庫(残品)の確認、日次の締め、得意先ごとの請求、入金の消し込みまで、毎日同じ流れを高速で回します。これらを紙・電卓・FAX・Excel でバラバラに扱うと二重入力やミスが起きます。販売管理システムは、この一連を一本につなぎ、入力を一度で済ませ、数字(粗利・売掛)を自動で積み上げます。
仲卸の一日の業務フロー
以下は代表的な流れです。順序は現場により前後します(例:仲間仕入れは売上を先に立ててから仕入を計上)。SABAKU は御社の流れのまま扱えます。
相場・仕入
セリや大卸から仕入。相場表で当日の値を把握する。
受注
得意先からの注文を受ける(電話・FAX・対面)。
売上
出荷・納品に合わせて売上を計上する。
在庫(残品)
売れ残り・廃棄を記録し、ロスを把握する。
締め
一日の取引を締めて数字を確定する。
請求・入金
得意先ごとの締日で請求し、入金を消し込む。
現場の用語
- 相場表
- その日の商品ごとの値段(相場)をまとめた表。受注・売上の単価の基準になる。
- 締め
- 一日(または期間)の取引を確定させる作業。締め後に請求や日報の数字が固まる。
- 仕切(しきり)
- 大卸から届く仕入の明細・請求。手入力で写すと負担が大きい部分。
- 荷受 CSV(取込)
- 大卸から受け取る仕入データ(CSV)。取り込めば手入力ゼロで仕入・売上に反映できる。
- 茶屋札
- 豊洲市場で配送の仕分けに使う札。仲卸の現場特有の帳票。
- 売掛 / 買掛
- 未回収の売上(売掛)と未払いの仕入(買掛)。締め・請求・入金で管理する。
- チェーンストア伝票
- スーパー(チェーンストア)へ納品する際の統一伝票。社店コードや分類コードを伴う。
受発注アプリとの違い
受発注アプリは「注文を受ける」部分を便利にします。販売管理システムは、その先の売上・仕入・締め・請求・入金までを一本でつなぎ、毎日の数字を自社に残します。
| 観点 | 受発注アプリ単体 | 販売管理システム(SABAKU) |
|---|---|---|
| 注文を受ける | ○ | ○ |
| 売上・仕入・在庫 | 別管理/手作業 | 一気通貫 |
| 締め・請求・入金 | 別の作業が必要 | つながって自動で組み立て |
| 粗利・売掛の見える化 | ✗ | ○(商品別・担当者別の日報) |
| 大卸の荷受 CSV 取込 | ✗ | ○(手入力ゼロ) |
よくある質問
Q. 販売管理システムと受発注アプリの違いは何ですか?
A. 受発注アプリは注文を受ける部分を便利にするものです。販売管理システムは、受注の先の売上・仕入・在庫・締め・請求・入金までを一本でつなぎ、粗利や売掛といった経営の数字を自社に残します。
Q. Excel や紙とどう違いますか?
A. Excel や紙はバラバラに管理するため二重入力やミスが起きがちです。販売管理システムは一度の入力で売上・仕入・締め・請求まで反映され、得意先ごとの締日・請求も自動で組み立てられます。
Q. 大卸のデータは取り込めますか?
A. SABAKU は大卸から届く荷受データ(CSV)の取り込みに対応しており、手入力ゼロで仕入・売上に反映できます。