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相場表の使い方:当日の値を受注・売上の単価基準にする

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実務文/Sabaku 編集部

この記事は、水産仲卸の現場で使われている販売管理システム Sabaku の開発チームが、実際の導入・運用をもとにまとめています。

この記事の要点

  • 相場表は、その日の商品ごとの値(相場)をまとめた表。受注・売上の単価の基準になる。
  • せり前に出す当日分の売値を相場表にそろえておくと、受注・売上の単価入力が速く・ブレなくなる。
  • 電話・対面で単価を聞かれたときも、相場表を見れば同じ答えが返せる。
  • 相場表は「せり前に出す固定・一律の売値」。日次の細かい値付けはせず、必要に応じて見直す。

仲卸の一日は、その日の値(相場)を押さえるところから始まります。相場表は、商品ごとの 当日の値をまとめた表で、受注・売上の単価の基準になります。ここを整えると、日々の単価 入力が速く・ブレなくなります。

相場表(当日の値)受注・売上の単価の基準せり前に出す当日分の売値を、受注・売上の単価基準にそろえる
相場表の当日の値を、受注・売上の単価の基準にそろえる。

相場表とは:その日の売値を一枚にそろえた表

相場表とは、水産仲卸がその日に扱う商品ごとの売値を一枚にまとめた表のことです。せり前に 当日分を固定・一律で出しておき、受注・売上の単価はここから引きます。市場で立つ「相場」 そのものの記録ではなく、自社が今日いくらで売るかの基準表だと捉えると使い方を間違えません。日中に細かく値を動かすものではなく、必要になったときに 見直す運用です。

相場表がある日/ない日

相場表があるかないかで変わるのは、単価を決める場所です。無ければ担当者の記憶に散り、 あれば当日の基準が一枚に集まります。

  • 相場表がないと、担当者ごとに単価の記憶がバラつき、同じ商品でも人によって違う値で売ってしまう。
  • 電話・対面で単価を聞かれるたびに確認が要り、対応が止まる。
  • 相場表があれば、当日の基準が一枚に集まり、受注・売上の単価はそこから引くだけで済む。

相場表はどう作るか(前日分をベースに上書き)

当日分をゼロから入力する必要はありません。前日の相場をベースにして、値が動いた商品だけ 上書きすると、当日分は短時間でそろいます。せり前に「今日の売値」を一枚に固める、という 使い方です。

  • 前日をベースに差分だけ直す:多くの商品は前日と大きく変わらない。動いたものだけ書き換えれば、当日分の相場表は 数分で用意できる。
  • 扱う商品を一覧で埋める:その日に動く商品を上から順に埋めていく。抜けがあると、その商品だけ単価を毎回 調べ直すことになる。
  • せり前に固める:相場表は「せり前に出す当日分の固定・一律の売値」。日中に細かく動かすものではなく、 必要になったときに見直す運用にする。

単価の「単位」をそろえておく(1 本・1kg・1 ケース)

商品によって単価の数え方(1 本あたり・1kg あたり・1 ケースあたりなど)が違います。相場表で 商品ごとに単位をそろえて値を持っておくと、受注・売上でも同じ単位で単価が引かれ、 「数量 × 単価」の計算が食い違いません。とくに重量で売る商品(キロ単価)は、単位の 取り違えが金額の大きなズレになりやすいので、相場表で基準を固定しておく効果が大きいです。

受注・売上の単価にどうつながるか

相場表にその日の値をそろえておけば、受注・売上を入れるときの単価はその基準を使えます。 単価をゼロから思い出す・電卓で出す作業が減り、入力が当日のうちに片付きます。締めを日々に分散させる前提としても、単価の基準がそろっていると効果が出ます。

担当者が変わっても同じ値が返せる

相場表が最も役立つのは、属人化を防ぐことです。単価が個々人の記憶に あるうちは、電話に出た人・伝票を切った人によって同じ商品が違う値で売れてしまいます。 当日の基準を一枚に集めておけば、誰が対応しても、電話見積もりでも、受注・売上入力でも 同じ値が返ります。新しく入った担当者でも、その日の相場表を見れば当日の売値がすぐ分かる、 という状態をつくれます。

受注から売上への引き継ぎでも基準が生きる

朝に受けた注文(受注)を、あとで売上に起こすとき、受注で使った単価がそのまま売上へ 引き継がれます。もとの単価が相場表の基準でそろっていれば、受注 → 売上の一連で値が ブレません。逆に、受注時の単価がその場の思いつきだと、売上に起こす段階で「あれ、いくらで 受けたか」を確認し直すことになります。相場表で入口の単価をそろえておくことは、後工程の 手戻りを減らすことにもつながります。

相場表を見直すのはどんなときか

相場表は「せり前に固定・一律で出す当日の売値」なので、日中に細かく動かすものでは ありません。見直すのは、相場が大きく動いた日や、特定の商品を強く売りたい日など、基準そのものを変えたいときです。基準を変えたら相場表を直し、それ以降の 受注・売上はその新しい基準から引く——という形にすると、「どの単価で売ると決めたか」が 一枚に残り、あとから振り返れます。

Sabaku の相場表画面。商品ごとに当日の値を並べ、受注・売上の単価の基準にする。
Sabaku の相場表画面(実際の画面)。

まとめ

相場表は「その日の値を一枚に集める」道具です。基準がそろっていれば、受注・売上の単価は 引くだけになり、人によるブレも減ります。まずは当日の値を相場表にそろえる習慣から 始めるのが近道です。

Sabaku ではどうなるか

Sabaku の相場表に当日の値を入れておくと、受注・売上の入力時に単価の基準として呼び出せます(手入力が優先され、無ければ相場表の値が入ります)。担当者ごとに単価がぶれず、当日の基準を全員がそろえて使えます。

相場表の画面を見る

よくある質問

Q. 相場表とは何ですか?

A. その日に扱う商品ごとの売値を一枚にまとめた表です。せり前に当日分を固定・一律で出しておき、受注・売上の単価はここから引きます。市場で立つ「相場」そのものの記録ではなく、自社が今日いくらで売るかの基準表という位置づけです。基準が一枚に集まるので、担当者ごとの単価のブレを抑えられます。

Q. 相場表の値は自動で決まりますか?

A. 相場表は、せり前に出す当日分の固定・一律の売値の一覧という位置づけです。日次の細かい値付けはせず、必要に応じて見直して使います(動的に自動決定されるものではありません)。

Q. 担当者ごとに単価がバラつくのを防げますか?

A. 当日の基準を相場表に一枚にまとめておけば、受注・売上の単価はそこから引くだけになり、人によるブレを抑えられます。

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