Sabaku

市場の休市日と仲卸の締め・請求:営業日に合わせた日繰り

← コラム一覧へ
実務文/Sabaku 編集部

この記事は、水産仲卸の現場で使われている販売管理システム Sabaku の開発チームが、実際の導入・運用をもとにまとめています。

この記事の要点

  • 市場の休市日は仲卸にとって単なる休みではなく、締め・請求・在庫(残品)の日繰りの起点になる。
  • 休みの型は「日曜+水曜定休+祝日+お盆・年末年始」。ここに需要期の臨時開市・臨時休市が年ごとに加わる。
  • 臨時開市・臨時休市は市場ごと・年ごとに変わり、水産物部と青果部で休みが違う日もある。確定は各市場の公式告示で確認する。
  • 休市日を営業日ベースの締め・請求に織り込むと、休み明けに作業が固まらず、売掛・粗利が営業日どおりに積み上がる。

市場の休市日は、仲卸にとって単なる休みではなく、締め・請求・在庫(残品)の日繰りの起点になります。売上も仕入も立たない日をどこに置くかで、いつ締めていつ請求するか、 在庫をどこまで持ち越すかが決まるからです。休みの並びには決まった型があり、 そこに年末やお盆といった需要期の臨時開市が加わります。

祝日・お盆・年末年始も休み臨時開市:需要期は水曜・日曜も開く
市場の休市日の型。日曜と水曜が休み、ほかは開市。需要期は臨時開市で本来休みの水曜・日曜も開く。

休市日の型:日曜と水曜定休が基本

多くの卸売市場では、休みの基本は日曜と水曜です。加えて祝日、お盆、年末年始が 休みになります。水曜が休みになりやすいのは、週の半ばで入荷と販売の区切りをつけ、 鮮魚の回転と場内の整理を保つためです。これに国民の祝日と、需要が動く盆・暮れの 休みが重なります。

  • 毎週日曜:ほぼすべての市場で休み。
  • 水曜定休:週の半ばの区切り。市場によって毎週ではなく月に数回のところもある。
  • 祝日・お盆・年末年始:暦にもとづく季節の休み。

臨時開市・臨時休市の読み方

休みの型は毎年そのままではありません。年末やお盆前などの需要期には、本来休みの 水曜や日曜を開ける臨時開市が入り、逆にお盆の平日を休む臨時休市が入ります。これらは市場ごと・年ごとに決まるため、同じ「水曜」でも開く年と休む年が あります。さらに水産物部と青果部で休みが分かれる日もあるので、水産の仲卸は水産物部の 休開市日を見ます。

  • 臨時開市:年末(12 月下旬)やお盆前は、本来休みの水曜・日曜を開けることがある。
  • 臨時休市:お盆の平日など、本来営業の日を休むことがある。
  • 確定は各市場の公式告示で確認する。全国主要市場の休市日は下記のカレンダーでまとめて見られる。

全国主要市場の休市日は全国主要市場の営業日カレンダーで、水産物部の開市・休市を月ごとに確認できます(各市場の公式告示にリンク)。

休市日は締め・請求・在庫の日繰りの起点になる

休市日は業務にそのまま響きます。売上・仕入が立たない日は締めの対象がなく、 在庫(残品)は次の営業日へ持ち越しになります。休みを挟むと、その前後で相場・仕入から締め・請求・入金までの一日の流れの区切りがずれ、休み明けにまとめて処理が集まりがちです。

  • 締めの区切り:休市日は締める取引が無い。休み明けにまとめて締めると負担が集中する。
  • 締日との関係:得意先ごとの締日が休市日に当たると、請求の起点が前後の営業日にずれる。
  • 在庫の持ち越し:休み前の残品は次の営業日へ繰り越す。日をまたぐぶん、数量と鮮度の管理が要る。

休市日を業務のリズムに織り込む

休市日が分かっていれば、締め・請求を営業日ベースで組み立てられます。休み明けに 作業を固めず、営業日ごとにその日の数字を締めておくと、売掛・粗利が営業日どおりに 積み上がります。締めを日々に分散させる考え方は日次締めの設計で詳しく扱っています。

まとめ

市場の休市日は、休みの型(日曜・水曜定休・祝日・お盆・年末年始)と、年ごとに変わる 臨時開市・臨時休市で決まります。仲卸にとっては締め・請求・在庫の日繰りの起点なので、 営業日を先に押さえておくと、休み明けに作業が固まらずに済みます。各市場の休市日は全国主要市場の営業日カレンダーで、公式告示にもとづいて確認できます。

Sabaku ではどうなるか

Sabaku は得意先ごとに締日を設定でき、営業日ごとにその日の数字を締められます。休み前の残品(在庫)は翌営業日へ繰り越せるので、休みを挟んでも休み明けに処理をためずに回せます。

締め・請求の画面を見る

よくある質問

Q. 市場の休市日とは何ですか?

A. 卸売市場が取引を行わない日(休開市日のうちの休みの日)です。多くの市場で日曜と水曜が基本の休みで、これに祝日・お盆・年末年始が加わります。需要期には本来休みの日を開ける臨時開市や、逆に営業日を休む臨時休市が入り、市場ごと・年ごとに変わります。

Q. なぜ水曜が休みの市場が多いのですか?

A. 週の半ばで入荷と販売の区切りをつけ、鮮魚の回転と場内の整理を保つためです。ただし毎週水曜が固定というわけではなく、市場によって月に数回のところや、需要期に臨時開市する年もあります。

Q. 休市日は毎年同じですか?

A. 休みの基本の型(日曜・水曜定休・祝日・お盆・年末年始)はおおむね共通ですが、臨時開市・臨時休市の具体日は市場ごと・年ごとに変わります。水産物部と青果部で休みが分かれる日もあるため、確定は各市場の公式告示で確認してください。

まずは、無料の資料から。

機能・導入の流れ・実際の画面をまとめてお送りします。すぐに画面をご覧になりたい方は、無料の相談・デモも承っています。